交流会の開催
2月18日(火)、機関紙編集者学習交流会が開催されました。元朝日新聞記者であり、現在は専修大学人文・ジャーナリズム学科教授の藤森研さんが講師として登壇しました。
講演タイトルは「安倍政権は、とうとうたる世界の平和思想への逆流」。全国の新聞社の5月3日の憲法記念日の社説から、憲法9条護憲派と改憲派について語られました。
弊社社員も参加者として数名出席し、皆さんと一緒に学ばせていただきました。
世論と国会の乖離
注目されたのは、護憲派と改憲派の割合でした。配られた資料によると、新聞社は社数では護憲派が8割を占めています。一方で、部数での比較を行うとどちらにも当てはまらないものを除き、護憲派が61.5%。改憲派が38.5%になるそうです。
この割合は、各社の世論調査の比率とほぼ一致した数字が出ているといいます。藤森教授は、それらと比較して「国会での護憲派改憲派の比率が国民の世論から乖離している」と指摘しました。
印刷物の役割
新聞や機関紙が世論を伝える大きな役割を担い、今起きている問題を知らせる責任と向き合っていると考えさせられる講演となりました。それらの印刷物を伝える会社である私たちもまた、その役割と向き合う責任があると感じました。