日本機関紙協会神奈川県本部は10月28日、建設プラザかながわで第62回定期総会を開きました。「週刊金曜日」発行人で日本機関紙協会の北村肇理事長が「ジャーナリズムの役割」と題し、記念講演しました。会員、労組・団体の教育、宣伝、機関紙担当者など多数が参加しました。
北村さんは10月22日に行われた総選挙で、国民にとって重要なことが争点にされなかったのはマスメディアの責任と主張。「この総選挙は憲法改正がどうなるか決まる選挙。憲法改正の中に『緊急事態条項』が含まれている。これは政府が緊急事態とすれば、いかに国民、個人にとって不利益なことであっても政府の言うとおりにしなくてはいけないというもの。今後、日本の総理大臣が独裁的な考え方を持った人になった場合、何でもアリな政府になってしまう」そのことを報じない近年のマスメディアを取り上げ、批判的に語ります。
さらに新聞社によって記事の書き方が異なることを説明。権力側に寄った記事を書く新聞社を紹介し、「ヤジロベーの真ん中に立つ事が公平・中立ではない。権力が右側にあれば、マスメディアは左側に立つべき。権力とはとてつもなく大きなものだからです」と熱く語りました。
まつ(総合営業職)