株式会社 神奈川機関紙印刷所

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新入社員奮戦記(2015年入社)

フィーダ調整作業

2015年12月14日

今月の1日に20歳になりました、はぎです。これからは20歳ということで気持ちも新たに仕事に取り組みたいと思います。

現在自分は前回の奮戦記で書いたことに加え、フィーダ調整作業も始めました。フィーダとは紙を印刷機の中へ送る役割を担っている紙の出発点とも言えるとても重要な場所です。このフィーダの調整ができないと紙をスムーズに印刷機の中へ送ることができず、印刷をすることができないのです。

hagiwara

フィーダには様々なパーツがついています。この1つ1つのパーツ全てにそれぞれ重要な役目があります。簡単にですがその役割と紙が印刷機に運ばれるまでの流れを説明します。

まず始めに「吹足」、さばきと呼ばれる部分からエアーが出て紙と紙の間に空気を送り込みます。そして「一吸」と呼ばれる吸い口が紙を吸い上げます。

余分な紙をさばいて落とすのが「板ばね」と呼ばれる薄い板です。長さの違う板が3枚重なっており、紙の端に触れるようになっています。ちなみに紙が重なったまま送られると検知器が作動して印刷機は止まってしまいます。
その次は「二吸」と呼ばれるもう1つの吸い口が吸い上げ、前へ吸い出して紙送りローラへ送り、フィーダボードの上を流れて印刷機の中へ入って行きます。

各部がそれぞれ適切な調整をされていないと紙を印刷機の中へ送ることができません。その適切な調整も紙の種類や状態によって高さなどを変える必要があります。上手くいかない原因は何なのか、どの部位をどうすれば紙が出せるか、それを考えることが大切です。今はまだ自分で調整したあとに先輩が微調整をして正しい位置に修正をすることが多いので、1日でも早く一人で正しく調整できる技術を身につけたいと思います。

話は変わりますが、9月に印刷職場の先輩方と一緒に東京ビッグサイトで行われた「IGAS2015」という4年に1度開かれる印刷機材の展示会に行ってきました。毎年夏と冬の同人誌即売会の為にビッグサイトに行っていますが印刷機材の展示会をやっていることは知りませんでした。IGASでは様々な企業が出展しており、印刷機や紙積み機などの機械はもちろん、インキやパウダーなどの消耗品の展示もありました。まだ印刷の仕事に就いて1年も経っていないので見るもの全てが新鮮でとても貴重な体験ができました。

はぎ(印刷加工納品チーム)

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